健康診断の結果で不安なことがあれば
新年度が始まり、そしてゴールデンウィークが終わる頃、職場健診・特定健診と呼び名は様々ですが、いわゆる健康診断の季節となりました。
返ってきた健診結果に「〇カ月後経過観察」とか「要受診」と書かれたり、 医師から「〇〇予備群」と説明されたりすると実に気が重くなるものです。なにかの折に疼く歯がありながら、歯科受診を先延ばしにしがちな自分にはよくわかります(苦笑)。
特に症状もなく日常生活で困ったこともない、あの健診結果はいいがかりなのではなかろうかと憤りつつも、テレビやネットで健康情報を目にすると健診結果を思い出しては気になってしまう。よりによって美味しいものを食べているとお店のテレビから血糖値やコレステロールの話が聞こえてくる…自分も趣味を楽しんでいるときに歯が疼いたりするとふと我に返って憂鬱になります。
会社からの受診の支持や健康についての不安、またはそこまではいかなくとも何か引っかかっているような気持の悪さがあるなら、まずご相談ください。ネットで病気について調べたり、食事をやみくもに変えたり、突然今までしていなかった運動を始めてみたりする前に、一度内科医に相談してみることをお勧めします。
当院では、現在の状況をお聞きして、健診結果から考えられることを嚙み砕いて説明し、必要であれば追加の検査を行います。
健診の結果から治療を急いだほうが良い場合を除いて、初回からの投薬をすることは多くありません。受診された方それぞれの生活習慣から、健診結果の改善を期待できる点があるのではないかと一緒に考えます。
糖尿病に関して言えば、当院は名称に「糖尿病」といれているくらいですので、HbA1c値や血糖がその場でわかるように検査器械を導入しています。受診したその日の状態についてその場でお話しし、方針を話し合うことが可能です。糖尿病専門医としてお力になれればと思います。
私も虫歯を治療していただき、歯磨きも見直し、定期受診をすることで、心配なく日々を送れるようになりました。
自分のやりたいことに憂いなく取り組めるというのは、受診の億劫さを差し引いても、とてもメリットが大きく素晴らしいことだと痛感した院長が久しぶりにブログを書いてみました。
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◎:院長
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